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【群馬】

松本竣介の蔵書900冊紹介 桐生・大川美術館

松本竣介の愛読書が並ぶアトリエ。手前は竣介のメモなどが挟まれた本=桐生市の大川美術館で

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 洋画家松本竣介(一九一二〜四八年)の蔵書などを通し、作品創作との関わりなどを探る企画展「松本竣介 読書の時間」が桐生市の大川美術館で開かれている。三月二十四日まで。 (池田知之)

 読書家だった松本は画集や美術書だけでなく、宮沢賢治や斎藤茂吉、ゲーテ、ボードレールなど多彩な本を読んでいた。館内の特設コーナーでは松本の蔵書九百冊を集めた。

 十三歳の時、高熱のため耳が聞こえなくなった松本は、中学の授業を教科書と黒板だけで学ぶのは難しいと悟り十六歳で中退したという。担当学芸員は「読んだ本は哲学や文学、宇宙論までさまざま。本を頼りに知性を磨き、貪欲に生きた姿が分かる」と説明する。

 このほか、女性を描いた油彩や素描作品、林芙美子の著作の挿絵、大仏次郎の著作の装丁、創作の参考に使った雑誌や新聞の切り抜きスクラップ帳などを紹介している。

 関連行事として、チェロのミニコンサートが二十三日正午から開かれる。予約不要。企画展は松本の没後七十年を記念し、昨年から始まった四回続きの展覧会の第二期。

 入館料は一般千円、高校・大学生六百円、小中学生三百円。月曜休館で、月曜が祝日の場合は翌火曜日休館。問い合わせは同館=電0277(46)3300=へ。

 

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