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【茨城】

原発事故6年 懸念なお 子ども対象甲状腺検査 つくば、守谷で132人受診

子どもの甲状腺検査をする医師ら=守谷市で

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 東京電力福島第一原発事故の子どもたちへの健康影響を調べるため、民間の甲状腺エコー検査が十一、十二の両日、つくば市と守谷市でそれぞれ開かれた。二日間で計百三十二人が受診し、原発事故から六年近くたっても、父母らからは健康影響を懸念する声が聞かれた。 (宮本隆康)

 検査を主催したのは、守谷市の常総生協などが設立した「関東子ども健康調査支援基金」。ボランティアの医師や各地の市民団体などの協力で、二〇一三年秋から茨城、千葉など関東五県の各地で、約九十回の集団検査を開催。これまで、延べ約六千六百人の子どもを検査してきた。

 木本さゆり共同代表によると、検査を始めた当時のように、受診希望が殺到することはなくなった。それでも、地元の幼稚園などでチラシを配ると、初めて検査の受診に訪れる人が増えるという。今回も四割程度が初めてで、「まだ需要は多い」と語る。

 守谷市内の検査会場の常総生協では、栃木県内の男性会社員(51)の長女(8つ)が初めて受診。甲状腺に液体がたまった「のう胞」が確認されたが、医師から「自然にできるもの。定期的に検査をすればいい」と説明されたという。

 男性は「事故当時の風向きを考えると、放射性ヨウ素が飛んできた可能性があるので、もやもやした不安があった。気軽に検査できる場を、たまたまネットで見つけた。驚くような検査結果ではなくて、ひとまず安心した」と話した。

 原発事故当時、甲状腺がんの原因になる放射性ヨウ素が飛散し、茨城県内でも高い放射線量が測定された。

 福島県では国費で継続的に、子どもの甲状腺検査をしているが、茨城県は「必要ない」として実施していない。

     ◇

 基金は三月、甲状腺検査を牛久、取手両市で実施する。ホームページなどを通じた事前申込制で、受け付けを始めている。

 牛久市では三月十一日午後一時半〜午後五時に、市エスカード生涯学習センターで実施。定員七十人。取手市では三月十二日午前九〜同十一時、会場は取手東整骨院。同五十人。

 原発事故当時に十八歳以下だった人が対象。費用はカンパとして一人につき二千円。問い合わせは基金のホームページ、または事務局の常総生協=電0297(38)8539=へ。

 

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