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【茨城】

人間ドック、予防医療に活用 余った血液など研究に

つくば予防医学研究センターで使われる磁気共鳴画像装置(MRI)=筑波大付属病院提供

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◆筑波大病院 来月開設

 筑波大付属病院(つくば市)は四月から、予防医療の研究も兼ねた人間ドック施設「つくば予防医学研究センター」を開設する。受診者には、専門医の診察や、生活習慣病予防のプログラムを提供。同意の上で、余った血液などを提供してもらい、将来かかる病気を予測して防ぐ「予防・先制医療」の研究に利用する。 (宮本隆康)

 病院によると、最先端の機器を使い、教授を務める医師たちも検査に加わる。病気が見つかれば、迅速に専門医の診療につなげる。異常がなかった場合も、大学内の施設「つくばスポーツ医学・健康科学センター」で、科学的根拠に基づいた食生活や運動などの指導が受けられる。

 通常の人間ドックでは、余った血液などは廃棄されるが、コンピューター断層撮影(CT)の臓器の画像などと一緒に保存。大学内の研究施設と連携し、遺伝子を解析する先進機器「次世代シークエンサー」も使い、予防・先制医療の研究に活用する。

 健康な人の血液などは、研究には不可欠だが、なかなか集まらずに不足気味だったという。

 個人情報保護の観点から、血液などの提供では、受診者の同意を得る。ホームページで研究内容を公開し、受診者が利用を拒否できる仕組みも整える。

 予防医学研究センター担当の武川寛樹副院長は「専門医との連携など、大学病院の強みを生かし、信頼できる人間ドックを目指す。さらに先端医療の研究にも協力してもらえれば、ありがたい」と話している。

 検査は当面、月、水、金曜の週三回で、年間で約千八百人を受け入れる。既に受診予約を受け付けている。

 問い合わせなどは=電029(853)4205=へ(平日の午前九時半〜午後三時半)。

 

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