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【茨城】

桜川−石岡結ぶ「上曽トンネル」建設再開へ 特例債で事業費めど

 財政難などから、事実上、工事が中断していた桜川市と石岡市を結ぶ「上曽(うわそ)トンネル」の建設が再開されることになった。合併特例債を活用することなどで、事業費のめどが立った。これまでは県が事業を進めてきたが、今後は市道に変更する予定。十九日、トンネル整備に向け、合意書に調印する。(原田拓哉)

 県道石岡筑西線の上曽トンネルは、筑波山系を貫き、桜川市真壁町山尾と石岡市上曽を結ぶ総延長六・一キロ(トンネル部は三・五キロ)。当初の計画では総事業費は百十億円で、県が百億円、両市が五億円ずつを負担する予定だった。

 一九九〇年度に基礎調査に入り、二〇〇一年七月に着工した。しかし、用地買収が難航した上、東日本大震災で県の土木関連予算が復興事業に充てられたこともあり、本体工事に着手できない状況が続いていた。現在、事業の進捗(しんちょく)率は11%にとどまる。

 両市は一五年五月、事業を再開するため「整備促進勉強会」を設立し、整備手法などを検討してきた。

 県道を市道に変更することで、合併特例債を使えるようにする。難航していた用地取得にも見通しがついたという。二五年度までの完成を目指す。

 筑波山系の上曽峠を越える県道石岡筑西線は、幅員が狭く、冬場は路面が凍結するなど車の通行に支障があることから、地元から早期の整備を求める声が寄せられていた。

 県西と県央地域を直接、結ぶ幹線道路として期待が寄せられており、特に県西地域から茨城空港へのアクセスが格段に良くなる。

 

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