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【茨城】

変わる 水戸駅前の顔 再開発事業県が認可 水戸市「歴史的景観を意識」

雨が降ると水たまりができるリヴィンの跡地=水戸市で

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 2009年3月に閉店したJR水戸駅北口の大型商業施設「リヴィン水戸店」の跡地利用を中心とした駅前再開発について、県は周辺の地権者でつくる「水戸駅前三の丸地区市街地再開発組合」の設立と事業を認可した。水戸市が19日、明らかにした。これにより、宙に浮いていたリヴィンの跡地利用が本格的に動きだすことになる。来年4月以降、マンションやホテルなどに着工、地権者からは駅前活性化を期待する声が上がる。(山下葉月)

 組合の計画によると、約六千七百平方メートルの敷地に二十階建てマンション、ホテルや事務所が入居する複合ビルを建設する。立体駐車場を整備し、若者向けの物販店なども誘致する考え。

 水戸市市街地整備課によると、市内は慢性的なホテルの客室不足が続いており、宿泊客の需要が見込めるという。

 水戸藩の藩校「弘道館」など近隣の歴史的な施設にもアクセスしやすいよう、駅北口のペデストリアンデッキを再開発地内まで延伸する。市は現在、水戸城の正門だった大手門の復元などを進めており、これらの歴史的景観にマッチするデザインにする。市の担当者は「駅に行けば『歴史的に面白い物が見られる』と分かるよう整備していきたい」と話す。

 大手スーパー西友(東京都北区)が経営していたリヴィンは、一九七一年に開店。映画館も併設しており、買い物客以外にも親しまれてきた。

 しかし、国道50号バイパスの完成に伴う大型商業施設の郊外進出で客が減り、〇九年に閉店した。土地売却後、跡地利用のめどが立たず、駅前の一等地が長年、更地のまま放置されてきた。

 組合の地権者は「歴史的景観を大切にして、十年、二十年と街が潤っていくようにしたい」と、にぎわいづくりに意欲を見せる。今後、誘致する店舗などについて、地権者同士で話し合っていくという。

 

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