東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

知事選 候補者の横顔

 十日に告示された知事選には、七選を目指す現職の橋本昌さん(71)と、元経済産業省職員で新人の大井川和彦さん(53)=自民、公明推薦、市民団体が擁立した新人の鶴田真子美さん(52)=共産推薦=の無所属三人が立候補した。候補者に出馬の経緯や、趣味などを聞いた。 (酒井健、越田普之、山下葉月)

 (届け出順)

◆橋本昌(はしもと・まさる)さん(71) 無現<6>

 友と酒飲み気分転換

 「仕事は面白い。友だちが日本中にできる」と、先輩に誘われたことが旧自治省に入省したきっかけだった。福井県や山梨県に出向した後、「何人かの人から誘われて」出身地の県知事に転じた。

 六期二十四年を務めた知事の仕事は「行政七割、政治家三割」と感じている。人事や民間業者との接し方など「客観的に見る。事務方に任せる」ことを心掛けている。職員には「失敗を恐れず、できたら日本で一番、最初になるような施策を考えてほしい」。

 日ごろの気分転換は「酒を飲みながら、友だちと話すこと」。以前は三人分を飲む酒豪だったが、最近は一人分程度という。

 長所は「比較的、広い立場から物を見る」こととし、政策は「距離を置いて全体を見ないと、本質が見えにくい」。短所は「どちらかというと、せっかち」で、「説明を聞いてる途中で、自分の意見を言ってしまう」こともあるという。

 在任中、病気で寝込んだことはない。健康法は「睡眠をしっかり取ること」。妻は「野菜と納豆を食べるよう気遣ってくれる」。

 尊敬する人物は西郷隆盛。東海村出身。水戸市で妻と次女の三人暮らし。

◆大井川和彦(おおいがわ・かずひこ)さん(53) 無新=自公

 攻めるゴルフが得意

 土浦市生まれ、日立市育ち、水戸一高出身。県内各地に縁のある身として、今の故郷は躍動感を失っているように映った。

 自民県連から出馬話が来て「自分が知事になれば停滞する県政を変えられると思い、挑戦することにした」と語る。

 「東大を出て国のために働く官僚になる」という夢をかなえ、通商産業省(現・経産省)に入省。ベンチャー企業を育成するための法律づくりに尽力した。

 十五年勤めた後、さらなる成長を求め、マイクロソフトやドワンゴなどのIT会社へ活躍の場を移した。「役所も民間も、スピード感を持って課題に対応するという仕事の本質は変わらない」と話す。

 政治家は以前から人生の選択肢の一つだった。「膨らむパイを取り合う時代ではない。競争に勝つためにアイデアを出し、いかに付加価値を付けるかが求められている」と、目指す知事像を思い描く。

 趣味は、米国留学をきっかけに始めたゴルフ。「性格がプレーに反映されるのが面白いところ」という。自身は攻めるゴルフが得意だ。家族は妻と大学二年の娘。選挙戦のため、現在は日立市で単身暮らし。

◆鶴田真子美(つるた・まこみ)さん(52) 無新=共

 動物愛護 草の根活動

 動物の殺処分を減らすことを目指すNPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN(キャピン))」の理事長。県南を中心に四百人以上の会員を率い、日々、犬猫を保護して預かり、引き取り手を探す。

 もともとは猫アレルギーだった。しかし二〇〇五年、長男が拾ってきた子猫を育てたことをきっかけに克服。「家の外で暮らす猫たちをどうにかしたい」と、〇八年、前身となる任意団体を立ち上げ、動物愛護に足を踏み入れた。

 これまでに、飼い主のいない猫四千匹以上の避妊手術を実施したり、三千匹以上の犬猫の保護譲渡に成功したりしてきた。

 草の根の活動を続ける中で、犬猫の殺処分ゼロを目的とした県条例施行にも尽力。「現場で行政を変える経験をしてきた。NPOでの活動が、政治にも役立つ」と強調する。

 すべての命を大切にすることを信条にし、動物愛護のほか、団体「いばらき子どもの虐待防止ネットワークあい」の設立にも貢献した。

 神戸市出身で東京外国語大院修了。イタリア語が堪能で、武蔵野音大で非常勤講師を務める。つくば市内で夫、長男と三人暮らし。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by