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【茨城】

茗渓学園・軟式野球部 松村監督 全国大会準優勝導く

全国高校軟式野球選手権大会決勝でナインに指示を出す茗渓学園の松村利之監督(中央)=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で

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 つくば市の茗渓学園が全国高校軟式野球選手権大会(決勝は八月二十九日)で準優勝した。弱小の同好会から発展して創部十九年目の快進撃に、松村利之監督は「ここまで来るなんて想像できなかった」と感慨に浸った。

 松村監督は早実(東京)の硬式野球部の出身で、甲子園を沸かせた荒木大輔氏の一学年先輩にあたる。一九八六年、茗渓学園に着任後すぐに同好会の監督に就任した。「最初は硬式をやりたかった。軟式は全然分からなかった」と言う。

 同校はラグビー部が全国大会常連。当時は野球のグラウンドが無く、膝まで雑草が伸びた空き地で白球を追い、ラグビー場の隅で新聞紙を丸めた球を打った。予算もないため、身銭を切ってバットやボールを購入した。

 九九年に第二グラウンドができ、部に昇格するも、外野ではサッカー部が活動していた。現在も更衣室には「軟式野球同好会」のプレートが掛かったままだ。平日は捕球姿勢など基本を徹底し、週末に実戦に近い練習や対外試合で確認。そのかいあって、今夏は無失策で締まった試合を演じた。

 二度目の出場で昨年優勝の天理(奈良)、同準優勝の早大学院(東京)と次々に難敵を撃破。決勝では強豪の中京学院大中京(岐阜)に競り負けたが、確かな実力を示した。「いい試合ができたと思う。毎年、全国で勝つことを目標にしている。また頑張りたい」。存続危機もあった元同好会を、日本一に手が届く舞台まで導いた。

 

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