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【茨城】

小1から英語 来年度導入 境町が今月からモデル校で授業

英語の講師として招かれた3人の女性=境町で

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 境町教育委員会は二〇一八年度から、英語の授業を小学校一年生から取り入れることを決めた。本格導入を前に今月から、境小学校をモデル校に、授業がスタートした。年間事業費は約一億円に上るが、好調なふるさと納税の寄付金で賄っていくという。 (原田拓哉、山下葉月)

 現在、英語の授業は中学校から始まり、小学校では五、六年生を対象に、授業の前段階となる「外国語活動」があり、歌などを通じて英語に親しんでいる。

 学習指導要領が改定され、二〇年度からは、小学校五、六年生で英語が教科化され、三、四年生で「外国語活動」が取り入れられる。

 町教委は、英語授業を前倒しする国の方針をさらに推し進め、子どもたちに、英語と関わる環境に早い段階で慣れてもらうことを狙う。

 境小でスタートした英語の授業の講師には、町と姉妹都市協定を結ぶフィリピンのマリキナ市から三人の女性を招いた。フィリピンは、子どものころから英語に接する機会が多く、世界的にも英語教育の評価が高いという。

 町教委は、低学年向けの教科書がないため、独自に選定した。リスニングなど、英語に慣れることから始める予定。ほぼ毎日、授業に組み込まれ、英語に接する機会を数多く設ける。

 本格的に導入する一八年度には、マリキナ市から計二十人の講師を招き、小学校五校に加え、中学校二校にも講師を常駐させる。

 今回、低学年の英語教育を導入できたのは、ふるさと納税が好調なことが挙げられる。一六年度に約十五億一千七百万円の税収があり、これを事業費に充てたいとしている。

 町教委学校教育課は「英語は世界の共通語で、グローバルな人材育成にもつながれば」と期待する。

◆既に実施 県内6市村 水戸では英会話調査も

 低学年から始める英語の授業は、県内でも広がりつつある。県教育委員会によると、一年生から英語の時間を取り入れているのは五日現在、境町を除くと、水戸、鹿嶋、守谷、坂東、古河、東海の六市村となっている。

 水戸市では、二〇〇四年四月から「英会話」の時間を設置。年間で三十時間、英語圏出身の講師らと一緒に英語に親しむ。スピーキングとリスニングに重点を置く。毎秋、マンツーマンで会話の調査も実施し、児童の習熟度を把握する。

 境町は、学習指導要領の範囲を超え、特色ある授業編成ができる国の「教育課程特例校」の制度を利用する。文部科学省によると、全国の公私立校約三千校が特例校の制度を利用。このうち、半数以上で小学校低・中学年での英語教育を実施している。

 

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