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【茨城】

東海第二「再稼働しないで」 東海村長に住民ら切実な思い訴え

山田修村長(中)に再稼働反対を訴える村民ら=東海村役場で

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 日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の再稼働に向けた動きが進む中、村民や周辺自治体の住民ら四人が二十日、山田修東海村長を訪問し、再稼働を受け入れないよう申し入れた。参加者は「福島の事故を忘れないで」「事故が起きたら避難できない」などと、それぞれの思いを伝えた。 (山下葉月)

 申し入れをしたのは、市民グループ「脱原発ネットワーク茨城」の小川仙月共同代表と、村在住のセラピスト小林盛恵さん(73)、ひたちなか市の映像作家、通野崇さん(35)、那珂市の主婦(46)の四人だ。

 主婦は「原発事故が起きた時、道路が渋滞して逃げられない可能性がある」と訴えた。小林さんは「村には若い人が多いが原発事故対策をしている人は少ない。防災教育を強化して」と注文した。

 その上で、原電と村が交渉している安全協定の見直しについて原電に譲歩することなく、強い姿勢で臨んでほしいことを伝えた。

 山田村長は「交渉では、原電に妥協せず、既存の協定とは別の新たな枠組みの中で、再稼働の事前了解などが明記できるよう、しっかり話を詰めていきたい」と話した。

 安全協定の見直しを巡っては、村や水戸市など六市村でつくる「原子力所在地域首長懇談会」が、原電に対し、再稼働に同意するかどうかの権限が六市村にあることを明文化するよう求めている。原電はこれまでのところ、応じていない。

 東海第二は、事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型。原子力規制委員会は月内にも、同じく沸騰水型の東電柏崎刈羽原発(新潟県)の新基準に基づく審査で、「適合」と判断する見込みだ。住民らは、東海第二の審査が大詰めを迎えていることや、全国の原発で再稼働への動きが進んでいることに危機感を持ち、懇談会の座長の山田村長に、緊急で申し入れを決めた。

 

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