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【茨城】

半世紀前の下館 写真で回顧 元教諭石塚さん撮影、筑西で展示

懐かしい風景が並ぶ写真展=筑西市で

写真

 旧下館市(現筑西市)の昭和三十年代を今に伝える写真展「半世紀前の下館」が、筑西市立中央図書館で開かれている。二十九日まで。当時、地元で小学校教諭だった石塚哲次郎さん(87)=筑西市西方=が撮影したモノクロ写真六十点が並べられ、往時を振り返る。

 写真展は一九五七、五八(昭和三十二、三十三)年ごろの下館を点描。石塚さんは、写真館を開店したばかりのプロカメラマンの手ほどきを受け、商店街や祭りなどの風景を撮影した。

 今は姿を消した光景もよみがえる。鬼怒川が流れる川島地区では砂利採取が盛んで、運搬する砂利舟、トロッコにレンズを向けた。

 勤行川(五行川)の川の上には、橋のように設置された宴会場の座敷もあり、当時のにぎわいを感じさせる。

 金融機関、映画館、役所が集まった中心部や商店街を飾った七夕など、華やかだった時代を彩る。

 石塚さんは三十代半ばに教諭を辞めて、東京都内の出版社で編集業務に携わった。編集者時代には、下館を中心に、八〇年から約二十年発行されたタウン誌「だてっこ」に「おじさんが子供の頃の下館」(九二年から三年間)を連載した。

 県内で最も早く開通した水戸線や、「青い山脈」を作詩した詩人の西条八十(やそ)が、戦時中に下館に疎開していた際に作詩した「下館音頭」などを紹介。下館の歴史を見続けてきた。

 石塚さんは「今、筑西の中心市街地は人通りも少ない。写真展は自分たちの暮らす足元を見つめ直すきっかけの一つになれば」と話す。 (原田拓哉)

 

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