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【茨城】

災害食レシピ 試して 常磐大がコンテスト 高校生入賞作7点を冊子に

後片付けのしやすさも考慮されているカンパンシェイクサラダ

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 常磐大(水戸市)は、高校生を対象にした災害食コンテストで入賞したレシピ七点を冊子にまとめ、ホームページで公開を始めた。いずれも災害時に簡単にできることをテーマにした力作で、事業を担当した鴨志田康弘特任准教授は「災害に備え、平時にも試してほしい」と準備を促している。 (越田普之)

 冊子には、災害食の作り方や材料、入賞者の料理に込めた思いなどが記載されている。

 最優秀賞に輝いた久保田成美さん(水戸桜ノ牧高)の「カンパンシェイクサラダ」は、東日本大震災の体験を基に、調理に「振る」動作を取り入れ、体が冷えないようにしているのが特徴。油分のあるツナやマヨネーズをあえることで乾パンのぱさつきを抑えるなど、食べやすさの面でも工夫してある。五分で手軽にできる点も評価された。

 久保田さんは「ポリ袋で材料を混ぜて、そのまま器の代わりで提供でき、洗い物も少なくなる」と解説。最優秀賞について「将来は食に関する仕事に就きたい。受賞で夢に近づけた」とコメントしている。

 災害食の条件は、災害時を想定し、身近な食材や保存食を利用し、カセットコンロやペットボトルの水などがあればできることや、調理時間は五十分以内などとしていた。

 優秀賞の一つで、被災時のストレスを和らげることを狙った「ティラミスもどき」を考案した石岡商業高のグループは「保存食を使い、小さい子も食べられる」とPRしている。

 このほか、栄養価と腹持ちを重視した「高野豆腐のチキンピザ風」(鉾田二高、菅沢佑美さん)など、若い感性を生かしたレシピの数々が紹介されている。

 レシピは二〇一六年十月から二カ月半募集。県内十八校から百四十九点が寄せられ、調理のしやすさや洗い物の少なさ、誰でも作ることができることなどを観点に審査された。

 冊子は、ホームページのトップから「インフォメーション」の一覧に入り、八月三十一日付の発表をクリックすると閲覧できる。

 

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