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【茨城】

「大きく発展した24年」 現役最多6期 橋本知事退任

拍手で送られながら、長年親しんだ県庁を後にする橋本知事=県庁で

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 現役最多の六期二十四年にわたって県政を担った橋本昌知事(71)が二十五日、退任した。会見で「充実した二十四年間で、茨城が大きく発展できたのではないか」と胸を張った。任期中にウラン加工施設(JCO)の臨界事故や東日本大震災、関東・東北豪雨など多くの災害対応に当たり「きちんとこなすことができた」と述べた。(鈴木学、越田普之)

 政界からは引退する見通しで、今後の活動は未定。東海村の日本原子力発電東海第二原発の再稼働について、七選を目指した知事選で「認めない方向にかじを切っていきたい」と態度を鮮明にさせた。再稼働反対の活動に関わるかどうかを問われ「今の段階では考えていない」と述べた。

 県内では二〇一八年に世界湖沼会議、一九年に国体を開催予定で、二〇年東京五輪のサッカー会場にもなっている。

 「自分でできないのは残念」と未練をにじませつつ、後任の大井川和彦さんに向け「しっかり成功させて、さらに素晴らしい県になるよう頑張ってもらいたい」と語った。

 この日、県庁では退任式があり、県職員、県民など約千五百人が集まった。

 橋本さんは「皆さまのおかげで楽しく仕事ができ、幸せだった」などと語る目には光るものも。「よりいい県になってほしいという思いは、誰よりも強く持っている」とあいさつした。

 一九六九年に自治省(現総務省)に入省。山梨県総務部長などを歴任し、自民党などの推薦を得て、九三年の知事選に立候補して初当選を果たした。

 県政運営は「派手さはないが、堅実」と評された。北関東自動車道や圏央道などの道路網、つくばエクスプレス開業や茨城空港開港と、県内の交通基盤の整備を進めた一方で、東海村のJCO臨界事故や大震災などの対応に追われた。

 八月の知事選で七選を目指して立候補。保守分裂選挙で多選批判にもさらされ、自公推薦の大井川さんに敗れた。二十六日から大井川さんが知事を務める。

 

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