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【茨城】

<ひと物語>ソロダンサー目標に 「フラガール」8月にデビュー・箕川葉月さん

箕川葉月さん=福島県いわき市で

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 優美でしなやかな踊りで福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」の“顔”フラガールに八月にデビューした。「お客さまを喜ばせないといけないのに、緊張しちゃって…」。初々しい照れ笑いが浮かぶ。

 五十年もの歴史を持つフラガール。なりたいと思ったのは、小さいころから施設に遊びに来ていたことが大きかった。「最初は『お姉さんたちキレイ』という憧れでした。フラダンスを始めて魅力にはまっていったんです」

 踊ることが好きだった。三歳でバレエを始め、ジャズダンスやヒップホップ…。フラとタヒチアンダンスには中学二年で出合った。おばから「習い事をしない?」と誘われ、近隣の市の教室に通い始めた。

 広げた両手を胸の前でクロスさせると「愛しています」など、フラは「ハンドモーション」と呼ばれる手の動き一つ一つに意味がある。それをつなげて曲の世界観を表現する。「どう表現すれば伝えられるのか、その奥深さにひかれました」。高校を卒業した今年、フラガールを養成する常磐音楽舞踊学院の門をたたいた。

 学院ではフラやタヒチアンダンスに加え、クラシックバレエやジャズダンスも学ぶ。茶道なども習うが、学んだことで大きかったのは笑顔の大切さだ。「ショーに出るようになって、緊張しても笑顔を出せるのは練習してたからですね」。つらいと思う時、手をさしのべてくれる同期十一人の存在は心強い。

 身長一五二センチ。ダンサーで一番小さい。フラは手足の動きが特徴的で手足が長い方が映える。課題はどう踊りを大きく見せるか。先生の一人に同じ身長の人がいる。元フラガールでソロダンサーも務めた人だ。「頑張れば結果はついてくる」と自分に言い聞かせる。

 夜のショーに加えて、十月からは昼のショーにも登場するようになった。しっとりした曲は、まだ表現が未熟なため苦手というが、「人よりも努力しようという気持ちは常に持っています」と力を込める。

 今目指しているのは、チームに欠かせない、野球で言えばエースのような存在になること。そして、ソロダンサーになることが目標だ。

 「辞めたいと思ったこと? ないですし、それより『やらなくては』という考えが強い。憧れが夢になって今の私があるように、小さい子が私たちを見て、夢に思ってもらえるかもしれないので」。今日も舞台の上から元気を送り続ける。 (鈴木学)

<みのかわ・はづき> 北茨城市出身。高萩高時代は野球部のマネジャーを務めたこともあって、趣味は高校野球観戦。特技は、やはり踊り。同期からは「はーちゃん」と呼ばれているという。高校時代に応募した、いじめ防止の標語で県知事賞を受賞したこともある。

 

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