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【茨城】

<衆院選>順位上昇は全国低下が主因

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◆常磐大 砂金祐年(いさご・さちとし)准教授の話

 県は全国十一位の人口で、浮動票の層が多い。一方、選挙組織がしっかりしている地域でもあり、浮動票層に「票を投じても、どうせ変わらない」という意識を抱かせやすかった。このことが投票率の低さにつながってきたと思われる。

 投票率の順位が上がっているのは、選管をはじめ関係機関の努力もあると思うが、「県内の投票率が上がった」のではなく「全国が下がっている」のが大きな要因だろう。

 近年、浮動票層の選挙への関心が薄れ、全国的に投票率が低下しているが、選挙組織のしっかりした都道府県ほど、投票率は下がらない。こうした背景があって、県の順位が上がってきたと考えられる。ただ、上がっているのはあくまでも順位で、投票率そのものでないことに注意が必要だ。

 大学で主権者教育の授業に関わっているが、目先の投票率を上げるのが目的というより「政治をわが事として考える市民の養成」という意識を持っている。非常に遠回りではあるものの、人生最初の選挙を「わが事として」投票することは、その後の投票行動に影響すると信じている。

 

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