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【茨城】

「ひよっこ」撮影押し上げ 県内ロケ経済効果が過去最高 16年度6億2000万円

「ひよっこ」のロケ撮影の様子=大子町で(県提供)

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 映画やテレビドラマなどのロケ撮影を誘致する県内のフィルムコミッション(FC)活動の経済波及効果額は、二〇一六年度に過去最高の約六億二千万円になったことが、県の推計で分かった。撮影件数は減ったものの、NHK総合の連続テレビ小説「ひよっこ」の長期ロケが寄与したという。 (宮本隆康)

 県によると、一六年度にFCが支援したロケ撮影の経済効果は、前年度から29%増。件数は計五百二十六件で10%減少したが、撮影日数は千百四十七日で前年度から2%増加した。宿泊を必要とする撮影が多かったため、宿泊費や食費が押し上げたとみられる。

 なかでも、県北部を舞台にした「ひよっこ」(全百五十六回、九月三十日に放送終了)は、高萩市などで昨年八月から三十六日間、ロケ撮影をした。延べ約二千人のスタッフが訪れ、経済効果額を大きく押し上げたという。

 県が〇二年に「いばらきフィルムコミッション」を設立後、市町も相次いでFC団体を発足させた。県によると、二十六市町がFCを設立。このほか、四市町が設立を検討している。県はFCが支援したロケ撮影で、撮影隊の宿泊費、弁当代、機材レンタル料などを試算。経済波及効果額として推計をまとめている。

 茨城の魅力発信や経済効果につながるとして、県はロケ地の候補マップを作製し、市町村や日本映画監督協会などに配っている。映画「永遠のゼロ」のロケ地になったのを機に、多くの人が訪れるようになった笠間市の筑波海軍航空隊旧庁舎の例もある。

 一六年公開の興行収入十億円以上の邦画三十二作品(アニメを除く)のうち、十二作品はFCの支援を受け、県内でロケ撮影をしていたという。

 県の担当者は「東京に近く、山や海、田園風景、古い建物もあるため、県内はロケ撮影に適している。他県は市町村が単独で取り組むことが多く、県と市町が足並みをそろえて活動することから、FCの先進県ではないか」と話している。

 

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