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【茨城】

商店街の門看板に元気の明かりを 「水戸・泉町仲通り」で修理プロジェクト

商店街の象徴となる看板の修理を目指す加藤さん=水戸市で

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 水戸市の中心市街地にある「泉町仲通り商店街」を元気にしようと、シンボルの門看板に明かりをともすプロジェクトを有志が進めている。資金を寄付で集め、十二月に点灯する計画だ。代表で、同市出身の建築士、加藤雅史さん(39)は「商店街に活気を取り戻す兆しにしたい」と夢を描いている。 (山下葉月)

 水戸駅北口から国道50号を西へ約二キロ。泉町会館の一本裏通りにある泉町仲通り商店街で、加藤さんは入り口にある門看板を見上げ「ようやく修理できる」とほほ笑んだ。

 商店街は一九六〇年代から飲み屋街として地元の人に愛され、ピーク時には二十四店舗が軒を連ねたが、バブル崩壊の影響で客足が減り始め、現在は九店舗のみが営業している。門看板は二〇一一年の東日本大震災で電気系統が壊れ、その後、点灯しなくなった。

 加藤さんが商店街と関わりを持ち始めたのは、二年前。市が主催し、空き店舗などを再生させる「リノベーションスクール」に参加したことがきっかけだ。昨年九月には商店街で祭りを開催した。現在は自分も、にぎわいづくりの拠点となる事務所を、商店街に構えている。

 そこで考えたのは、門看板が暗いことが商店街に活気がない理由の一つになっているのでは、ということだ。「夜になると提灯(ちょうちん)の明かりだけで入りづらい」と感じる。商店街の人からも「門看板を直したい」という声が続々と寄せられた。

 仲間とともに今年九月、門看板の修理代百万円を目標に、インターネット上で寄付を募るクラウドファンディングを始めた。返礼品には、商店街で使えるクーポンなどを盛り込んだ。すると今月二十五日現在、百人から百九万六千円が集まった。加藤さんは「点灯をきっかけに、お客さんが増えて名物の通りにしたい」と話している。

 クラウドファンディングは三十日まで受け付けている。問い合わせは、加藤さん=電070(1489)5589=へ。

 

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