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【茨城】

狙い通りゲノム編集、改変のイネを初収穫 つくば・農業総合研究機構

ゲノム編集で遺伝子を改変したイネを収穫する担当者=つくば市で

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 つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構は三十一日、遺伝子を狙い通りに操作する「ゲノム編集」技術で改変し、屋外で栽培したイネの収穫を公開した。

 機構によると、ゲノム編集を施した植物を屋外で育てたのは国内初。穂の数や米粒の大きさを制御する遺伝子を改変しており、収量増を見込んでいる。

 収穫したイネを分析し、研究室とは異なる屋外でもゲノム編集の効果があるかを確かめる。花粉が飛んで周囲のイネと交雑しないように、遺伝子組み換え植物と同様に隔離された田で栽培した。

 機構は国の承認を受け今年五月、「クリスパー・キャス9」というゲノム編集の手法で改変したイネを約十アールの田に植えた。ゲノム編集は、品種改良にかかる期間を短縮すると期待され、トマトや麦などでも研究が進んでいる。

 小松晃上級研究員は「食に関わる新しい技術なので、説明会を開くなど一般の人の理解を得ながら研究を進めたい」と話している。

 

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