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【茨城】

東海第二原発「適合」年明けに提示か 規制委が審査会合、3年半で幕

原電が再稼働に向け準備を進める東海第二原発(右)=東海村で、本社ヘリ「おおづる」から

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 東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発について、原子力規制委員会は三十一日、新規制基準に基づく審査会合を開いた。三年半にわたった審査会合は、今回が最後とみられる。これを踏まえ、規制委は年明けにも、新基準に「適合」との判断を示す「審査書案」を公表する見通し。原電はこの日までに、最長二十年の延長運転のための点検も終え、再稼働に向け準備を進めている。 (越田普之)

 会合は東京・六本木の規制委が入るビルで開かれ、自然災害や航空機衝突、テロなどにより重要施設が大規模損壊に至るケースについて、非公開で議論。原電が、規制委からの質問事項に回答し、特に異論は出なかったという。

 原電は二〇一四年五月、規制委に審査を申請。以降、八十四回の会合が開かれてきた。次回の会合が設定されず、今回が最後になるとみられる。

 原電は十一月の早い段階で、規制委に対し、これまでの審査会合の内容を踏まえた書類を提出する方針。規制委の事務局が、これらの書類を確認した上で、審査書案をまとめる。作成には一カ月超かかり、年明けの規制委の会合で示される可能性がある。

 審査書案が出されると、規制委は一カ月程度かけて、国民から意見を募集(パブリックコメント)する。だが、これまでに新基準に「適合」とされた原発では、字句修正するだけで、「適合」の判断を変えたことがない。

 一方、原電は審査と並行し、延長運転のための手続きも進めてきた。

 来年十一月に運転開始から四十年で、運転制限を迎えるため、最長二十年の延長運転に向け、原子炉の老朽化などを調べる点検を実施してきた。

 原電によると、異常がないことを確認し、この日までに点検を終えた。十一月中に延長申請の書類を規制委に提出するとみられる。

 ただ、水戸市や東海村などの周辺自治体が、原電に対し、延長申請する前に、安全協定を改定するよう求めてきたことから、強い反発も予想される。

 

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