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【茨城】

取手の中3いじめ自殺 「娘になりきり調査を」両親が知事と初めて面会

大井川知事(右)と面会する中島菜保子さんの母淳子さん(左)と父考宜さん=県庁で

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 取手市で二〇一五年十一月に、市立中学三年生の中島菜保子さん=当時(15)=が「いじめられたくない」と書き残し自殺した問題を調べる県の第三者による調査委員会の設置を受け、菜保子さんの両親が六日、県庁を訪れ、大井川和彦知事と初めて面会した。

 父の考宜さん(46)は「調査委のメンバーには、菜保子になりきってもらい、何が起きていたのか捉えてもらいたい」と要望した。

 大井川知事は「二人の気持ちに寄り添う形でみていく。しっかり受け止めます」と応じた。調査委のメンバーを七人以内で、現在選定中とした上で「来月の早い時期に、スタートできると思う。逐一情報が伝わるようにします」と話した。

 今月十一日で、菜保子さんが亡くなって丸二年。面会後、取材に応じた考宜さんは「どれだけ真実を掘り起こせるか。当時の生徒らの記憶が薄れることもあると思うが、とりためてきた記録でカバーをしつつ、生徒さん方の記憶を掘り起こして、進めてもらいたい」と話した。

 考宜さんと、母淳子さん(47)は独自に、生徒たちに聞き取りし、いじめがあったことを突き止めてきた。

 この問題では、取手市教委が、菜保子さんの自殺について「いじめによる重大事態に該当しない」と結論付けた上で第三者委を設置したが、両親の求めで今年六月に解散した。

 両親は「市教委との信頼関係が完全に失われている」として、新たな調査委は、県で設置して遺族の推薦する委員を加えるよう、県教委と市教委に申し入れていた。 (山下葉月)

 

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