東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

県内小中高校など16年度いじめ認知 初の1万件突破

写真

 県内の国公私立の小中高、特別支援学校で認知されたいじめの件数が二〇一六年度、一万三千百三十九件に上った。県教育庁が発表した。前年度から85・2%増加し、比較できる〇六年度以降で最も多く、初めて一万件を突破した。県教育庁によると、件数が増えたのは積極的に把握に努めた結果で、全国的な傾向でもあるという。 (鈴木学)

 内訳は小学校九千八百七十一件、中学校三千四十五件、高校百七十件、特別支援学校五十三件。うち、心身に大きな被害を受けるなどの「重大事態」が五件あった。件数の伸びは、小学校が前年度の二倍超となったことが大きい。

 内容は「からかいや悪口」などが全体の56・3%に上り、「遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」が21・6%、「仲間はずれ、集団による無視」が11・8%で続く。高校では「パソコンや携帯電話等でのひぼう・中傷」などが19・4%を占めた。

 義務教育課によると、けんかやふざけ合いも、疑いがあれば、認知に含めるようになったことが大幅増の一因になったという。

 また、公立小中学校では全校でいじめ把握のためのアンケートを実施するようになり、「小さなサインも見逃さない意識が徹底されてきた証し」とみる。

 いじめが認知され、解消した割合は86・9%。前年度を5・8ポイント下回った。解消の定義が「いじめがやんでいる状態が、少なくとも三カ月以上継続していること」などと明確化され、一定の見守り期間がとられたことが要因という。

 児童生徒による暴力行為も千九百三十五件で、前年度(千四百六十二件)から、32・4%の大幅増となった。小学校で七百九十八件と、前年度の二・八倍に増加したことが影響した。

 文部科学省によると、一六年度の全国のいじめの認知件数は、前年度から九万八千六百七十六件増(43・8%増)の三十二万三千八百八件で過去最多を更新していた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報