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【茨城】

増やせ納豆消費 昨年の1世帯当たり支出額、日本一の水戸

JR水戸駅南口に掲げられた納豆をPRする横断幕=水戸市で

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 「納豆のまち」の誇りをかけて−。総務省の家計調査で昨年、一世帯当たりの納豆支出額で一位を三年ぶりに奪還した水戸市の製造業者らが、日本一を死守するため奔走している。今年は七月時点で二位。巻き返そうと、納豆料理店マップを作るなどしてPRに励む。

 「順位はあまり気にしていなかったが、さすがに危機感を覚えた」。県納豆商工業協同組合の高野正巳理事長が語るのは、水戸市の納豆支出額が五千二百二十七円となり、五位に急落した二〇一五年の衝撃だ。一三年は五千九百十六円で一位、一四年は五千四百二十四円で二位だった。

 毎年七月十日の「納豆の日」はイベントを開催。十月には、ひたちなか海浜鉄道で納豆ご飯が食べられる「納豆列車」も運行していた。だがアピールが足りなかったか−。

 一位奪還に向け、組合と市が協力。市民らに納豆の魅力を再認識してもらうための講座を開き、水戸駅前では納豆を無料で振る舞った。そうした取り組みの結果、一六年の支出額は五千五百六十五円となり、盛岡市に五円差をつけて一位に返り咲いた。

 しかし、今年は七月時点で二位。立ちはだかるのは一四、一五年と二年連続で日本一を記録したこともある福島市だ。ただ、市の担当者は「納豆製造が盛んなわけではないのになぜ一位なのか、分からない」と首をかしげる。

 高野理事長によると、水戸では納豆の食べ方は納豆ご飯が中心だが、福島では料理に使用するケースが多いという。

 「納豆ご飯以外の食べ方の普及を目指す必要がある」。打開策として水戸市は今年七月、納豆を使った料理を提供する飲食店二十七店を紹介する地図八千部を作製し、観光案内所などで配布を始めた。納豆のさまざまな食べ方を観光客だけでなく、市民にも伝えるのが狙いだ。

 市はこれに先立ち三月から、水戸駅南口に「納豆パワーで今日も元気 納豆のまち・水戸」と大書した横断幕を掲示。市観光課の担当者は「すぐに効果は出ないかもしれないが、納豆料理を家庭でも作ってもらい、支出額増加につなげたい」と話している。

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