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【茨城】

国内で初の確認 黒いシジュウカラ つくば市の筑波実験植物園

全身が黒いシジュウカラ=つくば市で(国立科学博物館提供)

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 全身が黒いシジュウカラがつくば市の筑波実験植物園内で見つかった、と国立科学博物館が発表した。確認されたのは国内では初めてで、世界でもオランダで報告があるだけという。シジュウカラは一般的には白い頬が特徴だが、黒は極めて珍しい。 (宮本隆康)

 発表によると、植物園内で今年二月、頭部全体が黒色で、全身も黒色を帯びた羽毛で覆われた全長一三・六センチの鳥が見つかった。

 博物館の動物研究グループがいったん捕獲し、微量の血液を採取。DNAを分析したところ、シジュウカラの雌と判明したという。詳細を記した論文は十月末に、日本鳥学会誌に掲載された。

 通常のシジュウカラは、頭部の頬付近や腹部が白くなっている。海外の他の鳥では、色素に関係する遺伝子の突然変異によって、黒くなるケースもあるという。ただ、今回のシジュウカラが黒くなった理由は、分かっていないという。

 黒いシジュウカラは昨年二月にも入園者に撮影されていて、冬は、植物園内で過ごしているとみられる。

 シジュウカラの寿命は長くて七、八年といい、研究グループの浜尾章二グループ長は「今後、何年見られるか、黒色の子孫を残すかどうか、興味深い」と話している。

 植物園は国立科学博物館の付属施設。約十四ヘクタールの敷地に、国内や世界の植生環境を再現し、植物七千種類超が植栽されている。

 

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