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【茨城】

目標の100トンを突破 下妻産ナシのベトナム向け出荷

最終出荷の便が関係者に見送られて出発した=下妻市で

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 JA常総ひかり・下妻市果樹組合連合会は、今年から始まった下妻産ナシのベトナム向けの出荷が、目標の百トンを超えたことを明らかにした。最終出荷の冷蔵コンテナ便が九日、市内の下妻梨第一共同選果場から、関係者に見送られて出発した。

 ナシの海外への輸出は、販路拡大やブランド力アップを掲げ、二〇一三年のシンガポールを皮切りにスタートした。その後、輸出先をマレーシア、タイなどにも拡大させてきた。

 ベトナムは二〇〇七年の植物検疫法制定に伴い、日本からのナシの輸入を禁止。今年一月に、病害虫の検疫措置などの実施を条件に、日本産ナシの輸入が解禁された。

 それに合わせ、JA常総ひかりは、ベトナムへの輸出に本格的に参入し、解禁第一号のナシを送り出した。八月中旬の「幸水」から始まり、「豊水」「あきづき」「新高」と続き、この日、最後に貯蔵していた「豊水」の六トンで、輸出総量は目標の百トンを超えた。

 現地では、ホーチミン、ハノイ市など大都市を中心としたスーパーで販売され、日本円で一個六百円前後と比較的割高だが、富裕層などに好評という。

 ベトナム以外では、マレーシアなど三カ国に計五トン輸出した。連合会の粟野陽一会長は「出荷時期に合わせて、収穫しなければならないという苦労もあった。海外への輸出事業が、若い生産者にも刺激を与え、担い手不足の解消にもつながってくれれば」と話す。

 市内の年間のナシの生産量は約三千トンで、県内有数の産地となっている。 (原田拓哉)

 

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