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【茨城】

常陸太田で自動運転実証実験 中山間地の移動手段に

常陸太田市で使用する実験車両(国交省常陸河川国道事務所提供)

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 交通網が手薄な中山間地などでの移動手段として自動運転の車の実用化に向け、国土交通省常陸河川国道事務所などは十八日から、常陸太田市の道の駅「ひたちおおた」周辺で、実証実験を始める。二十五日までの八日間、地元住民に試乗してもらい生活に役立つかどうかなどを検証する。

 実験は全国十三カ所で実施し、関東では栃木県栃木市に続き二カ所目。使用する自動運転車は、ヤマハ発動機社製で七人乗り。運転手も同乗するが、地面に埋設した電磁誘導線から磁力を感知して、事前に記録したルートを自動でたどる。

 実験は一日六便。道の駅周辺の約三・二キロを走行し、公募した住民モニター約百人が乗車する。

 さらに、特産の農作物などの物流にも役立つかどうかも調べる。

 市では、道の駅と東京都心をつなぐ高速バスの定期便を使い、農家が道の駅まで運んだ朝採れの農作物を出荷している。実験で、自動運転車が農家近くに特設した出荷場をまわり、野菜を積み込み、農家の負担を減らすことを狙う。

 市の担当者は「道の駅から十キロほど離れたところに暮らす農家もいる。高齢化も進んでおり、利用できればありがたい」と話す。

 事務所によると、国交省は二〇二〇年までに道の駅を拠点にした自動運転車によるサービスの実用化を目指している。今回の実験は来年に中間結果をとりまとめ、計画に反映させる。高森治副所長は「ドライバーが不在での運転に対する心理的影響なども確認したい。将来的には地域の方に使ってもらえたら」と話した。 (山下葉月)

 

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