東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

東海第二の運転延長 あす原電が申請 抗議の動きが活発化

 来秋で四十年の運転期限を迎える東海第二原発(東海村)について、運営する日本原子力発電(原電)が原子力規制委員会に最長二十年の運転延長の申請を表明し、再稼働にまた一歩近づいたことを受け、抗議する動きが広がっている。 

 運転差し止め訴訟の原告団は、再稼働の差し止めの仮処分を、水戸地裁などで申し立てる準備を急ぐ。

 原告団の大石光伸共同代表は「原発の古さや原電の経営基盤、(三十キロ圏内に)九十六万人が暮らす人口密度など、事故があった時のリスクを考えてほしい」と説く。再稼働の是非を判断する地元同意の権限を持つ知事と東海村長に対し「茨城大のアンケートなどでも、県民の半数以上が再稼働に反対している。県民の声をよく聞き、尊重してほしい」と求めた。

 原電は二十四日に、規制委に運転延長の申請書を提出する予定。これに合わせ、県内の脱原発団体でつくる「原発いらない茨城アクション実行委」は、原電茨城事務所(水戸市)を訪れ、約五十団体の連名で抗議文を提出する。午後六時からは事務所前で、二〇一二年七月から毎週金曜に活動する「原電いばらき抗議アクション」に合流し、再稼働反対を訴える。

 事務局の玉造順一さんは、原電の村松衛社長が申請を「再稼働に直結しない」と発言したことに、「市民目線で見れば、申請は再稼働が前提としか思えない。避難計画が未完成の中で認められない」と批判した。

 また、来年一月二十日には、県南生涯学習センター(土浦市)で、脱原発を唱える作家の広瀬隆さんの講演会が開かれる。福島県いわき市出身の講談師、神田香織さんが母子避難をテーマにした講談も披露する。

 チケットは前売りで千五百円、学生・障害者八百円。問い合わせは主催団体「福島応援プロジェクト茨城」の小張佐恵子事務局長=電090(9108)0464=へ。

  (酒井健、山下葉月)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報