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【茨城】

桜川・真壁城跡 来月2日、現地説明会

三の丸の堀に流れ込んでいた溝=桜川市で

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 桜川市教育委員会は二十八日、室町時代から安土桃山時代にかけて、市内の真壁地区一帯を治めていた真壁氏の居城だった真壁城跡の本年度の発掘調査結果をまとめた。城内の三の丸に当たる中城地区にあった中世庭園跡は、九千平方メートルに及び、全国的にも有数の規模を誇っていたことが分かった。十二月二日午前十時半からと、午後一時半からの二回、一般向けに現地説明会を開く。

 これまでの調査で、庭園跡には南側に南池、北側に北池があり、建物群、茶室、能舞台などが確認され、宴会などに使われていたことが分かっている。

 本年度は、北池の範囲の特定や、庭園西側に築かれた茶室などに通じる園路の解明を中心に行われた。

 北池から北西に延びて確認されていた溝跡は、当初、二の丸の堀に流れ込んだと見られていたが、庭園内を行き来する道路を迂回(うかい)するように、三の丸の堀に流れていたことが確認された。

 溝は池の水の排水路の役割を担い、貯水機能もあったと推定されている。南池と合わせた池全体の規模は千五百平方メートルに及んだ。

 また、北池周辺では、庭園の外と内側の茶室などをつなぐ園路が発見された。この場所に正門があった可能性もあるという。

 排水路などからは宴会で使用された杯「かわらけ」や、中国から輸入された高級磁器なども出土した。 (原田拓哉)

 

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