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【茨城】

大子で独自品種のリンゴ誕生 「奥久慈 宝紅」来秋販売へ

大子町オリジナル品種の「奥久慈 宝紅」。サイズはふじに近く、ミツも入る

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 大子町でオリジナル品種のリンゴが誕生した。味覚の特徴は、濃い赤色でパリパリの食感、甘味とほのかな酸味だ。名前は「奥久慈 宝紅(ほうべに)」。町生まれの優良品種のブランド化を進めるため、町は登録商標を取得。販売は来年秋から。収量予想は約一トンと少なく、希少価値の高いリンゴになりそうだ。

 町特産品販売室によると、宝紅は、小ぶりでたっぷりミツが入った「こうとく」と、甘さと酸味のバランスが絶妙の「ふじ」の交配種だ。JA常陸大子町りんご部会員の畑で一九九九年に交配され、翌二〇〇〇年に発芽した中から選抜した一系統。リンゴはいろんな品種の掛け合わせが可能だが、味の固定化が難しく、その年で終わる品種も多いという。

 果実を部会員で試食したところ、「食味がいい」と高い評価を受けた。〇八年に県の山間地帯特産指導所が苗木を譲り受けて固定化の育成を始め、一四年に部会員で本格的に取り組むことになった。

 宝紅の収穫期は十月中旬から十一月上旬ごろになりそうで、約五十のリンゴ園がある同町の代表的品種「ふじ」の収穫期へと続いていく。木の上で完熟させてから収穫する「樹上完熟」が町産リンゴの特徴。流通にほとんど乗らず、町外では手に入れにくいといい、販売室は「ぜひ町に来て、味わってください」と呼び掛ける。 (鈴木学)

 

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