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【茨城】

平将門、間宮林蔵、中山元成 郷土の偉人絵巻物、地元で作品展

地元の英雄たちの業績が描かれている絵巻物=坂東市で

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 関東独立を夢見た平安時代の武将平将門、蝦夷地を調査・測量した探検家間宮林蔵、県西地域のブランド茶「さしま茶」の品種改良に尽力した中山元成(もとなり)−。坂東市の坂東郷土館ミューズで、地元の三人のヒーローたちを絵巻物で紹介する企画展「郷土の偉人三傑一代絵巻」が開かれている。二十四日まで。

 絵巻物は、常総市出身の秋山桑人(そうじん)さん(一九一四〜二〇〇八年)が描いた。秋山さんは旧制中学を卒業後、上京して美術学校で絵画を学び、戦後は会社勤めの傍ら、創作活動に励んだ。ジャンルは日本画、洋画など幅広く、題材は風景や静物のほか、失われつつある郷土の民話、風俗など多岐にわたった。

 三人の絵巻物は、その生涯や業績を中心に十〜十三の場面で構成されている。平将門は地元で兵を挙げた「初陣」や最後の合戦となった「運命の日」が、間宮林蔵は樺太の探検が、中山元成は日本茶で初めて輸出の実績につながった米国のハリス総領事への売り込みが描かれている。

 絵巻物以外に、秋山さんが出版書籍に発表した挿絵や地元に残る油彩画なども展示され、地元を愛した秋山さんの画業の一端に触れられる。月曜休館。入場無料。 (原田拓哉)

 

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