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【茨城】

常陽銀行と足利銀行 大学発ベンチャーを支援

協定の締結式に出席した両銀行の頭取や3大学の副学長ら=つくば市で

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 めぶきフィナンシャルグループ傘下の常陽銀行(水戸市)と足利銀行(宇都宮市)が、大学発のベンチャーの支援を始めた。大学の先進的な研究を生かすベンチャーは、資金確保が起業の課題。その壁を取り払うため、起業前の段階で資金提供などをする。スタートに当たって、筑波、茨城、宇都宮の国立大学3校と連携協力協定を結んだ。 (宮本隆康)

 両銀行は新しい事業プランを表彰する毎年の「めぶきビジネスアワード」に、次回から「大学発ベンチャー支援枠」を設定。大学から研究の事業化案を募り、一件百万円を上限に試作品の開発資金などを提供する。また、販路拡大や共同研究につながる企業を紹介したり、経営の指導をしたり、事業を後押しする。

 常陽銀行などによると、大学の先進的研究が将来的に事業化の可能性があっても、商品化が見込めるまで企業は支援に慎重になりがち。開発から事業に移行できるのは、一般のベンチャーでは九割以上だが、大学発ベンチャーは五割程度という。

 人口減少で地方経済の縮小が懸念される中、両銀行は起業を後押しし、地域活性化につなげようと支援制度を計画した。支援の第一弾として、人工知能(AI)や超小型人工衛星などを使った事業化案を各大学から一つずつ選び、それぞれ五十万円を贈った。

 つくば市内で開かれた締結式では、両銀行の頭取と三大学の副学長らが協定書に署名した。

 常陽銀行の寺門一義頭取は「資金調達の障壁を取り払いたい」と語り、筑波大の金保安則副学長は「特に基礎研究の若い研究者は資金に困っているので、支援はありがたい。ベンチャーを通じ、地域に還元できるように頑張りたい」と話していた。

 

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