東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

「筑波海軍航空隊」しのぶ 平和への願い込め記念碑

関係者の手で除幕された筑波海軍航空隊の記念碑=笠間市で

写真

 戦時中に特攻隊員らが訓練を受けた「筑波海軍航空隊」をしのぶ記念碑が、訓練場のあった笠間市旭町の「すみれこども園」の敷地内に建てられ、十八日に除幕式が開かれた。

 記念碑は、高さ約一・五メートル、幅約一メートルの御影石製。表には「平和の礎」の文字と、特攻で使われた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の姿などが刻まれている。裏面には航空隊の足跡や、戦死した七十三人の若者を慰霊する碑文が記された。

 近くの民有地には五月まで、元隊員や遺族でつくる「筑波海軍航空隊友の会」が建立した慰霊碑があったが、近くの県こころの医療センターの敷地内に移設。「地域の人の目に触れる場所にも碑を残そう」と、園関係者の提案で、かつて滑走路があった場所に新たに設けた。

 除幕式には、年長児ら約九十人が参加。柴田幸子園長らと完成を祝った。常井洋治理事長は「子どもたちの未来が、ずっと平和であるよう願いを込めた」とあいさつ。「友の会」元会長の高野克己さん(90)は「戦争は恐ろしいということを、今のうちから覚えておいてほしい」と子どもたちに語りかけた。 (酒井健)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】