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【茨城】

年の瀬に香る 郷土伝統の味 古河、鮒の甘露煮づくり最盛期

調理場で作業に追われる野村さん=古河市で

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 正月のお節料理や、年末の贈答品として親しまれる古河市の郷土料理「鮒(ふな)の甘露煮」作りが最盛期を迎えている。

 市内の甘露煮専門店では、従業員らが早朝から作業に追われ、調理場では大鍋から出るしょうゆを煮詰める香ばしいにおいが漂っている。

 市内の老舗の甘露煮店の一つ「野村甘露煮店」では、関西方面から鮒を取り寄せている。素焼きした鮒を大鍋に入れ、砂糖やしょうゆ、水あめなどの調味料を加え、弱火で約十時間、骨が軟らかくなるまでじっくり煮込む。

 年間の売り上げの半分ほどが、この時期に集まり、パートの主婦や大学生たちも調理場で作業を手伝う。

 店を経営する野村則之さん(45)は「うちの甘露煮は、素材の良さを生かし、さっぱりとした甘さが特徴。古河の食文化をいつまでも守っていきたい」と話す。 (原田拓哉)

 

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