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【茨城】

県産米の米国輸出1000トンへ 18年度の目標を設定

県産米の米国輸出について説明する田牧代表=笠間市で

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 県産米の米国輸出に取り組んでいる「県産米輸出推進協議会」(石島和美会長)は二十二日、生産者を集めた会合を笠間市の農業総合センターで開き、販路が拡大しつつある米国市場の状況や、さらに収穫量を増やしていく必要性などを確認。一千トンの輸出量を目指すとした。

 人口減少や食生活の変化を背景に、国内の米消費は減少傾向にある。そこで、協議会が二〇一六年から、海外への組織的な売り込みを進めてきた。初年度は八人の生産者で約六十トンを輸出。一七年度は三十五人で計三百トンを見込み、一八年度は、さらに参加者を増やして一千トン達成を目標に置いた。

 品種は、県オリジナルの「ゆめひたち」と、収穫量の多さが特徴の「ハイブリッドとうごう3号」。とうごう3号は、米国で「茨米(ウバラライス)」の名称で販売し、味や粘りが評判を呼んでいるという。

 会合では、米国でコメの生産や販売を手掛け、県産米の米国輸出をサポートしてきた田牧ファームスの田牧一郎代表が講演。現在の輸出先はサンフランシスコだけといい、理由としては、供給量や宣伝効果、アジア人が多い地域固有の事情を挙げた。

 田牧代表は「全米で通用するブランドになるには二千トン必要」と強調。また、国内向けと異なり、輸出米は作れば、作るほど利益を上げられるとして「増産」の重要性を説いた。一方、値崩れのリスクや持続可能な米作りのため、輸出一本に絞った生産は避けるよう求めた。 (越田普之)

 

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