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【茨城】

「井上さつま」で干しいも 筑西の新特産品に

商品化した「干しいも」を手にする塚田さん=筑西市で

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 筑西市の井上地区で生産されるサツマイモ「井上さつま」を原料にした干しいもが誕生した。地元のスーパーマーケット「ツカダ」が商品化した。塚田英樹社長(48)は「ひたちなか市などの本場に負けない干しいもとして、筑西の特産品に育てたい」と意気込む。販路を拡大することで、生産者を応援する思いも込めた。 (原田拓哉)

 井上さつまは、ブランド力が高く、最盛期だった昭和三十年代から四十年代にかけては、隣の栃木県小山市や栃木市で栽培されたサツマイモも、井上さつまとして出荷されていた。

 ただ、後継者不足により、現在では井上地区での生産農家はわずか七軒にまで減少。担い手も六十代、七十代が中心となり、将来的なブランド存続に心配もある。

 塚田さんは「買い手があれば農家も安心して生産でき、ブランドの維持にもつながる」と、干しいもとして売り出すことを決めた。地元の特産を地元の人にも楽しんでもらう地産地消も目指した。

 毎年この時期、「ツカダ」では、ひたちなか市の業者から取り寄せた干しいもを店頭に並べているが、最近は人気が集まり、品薄状態が続いていた事情もあった。

 塚田さんは、従業員らとひたちなか市の生産農家に研修に出向くなどして、試作品づくりなど開発を進めてきた。新たに、製造・直売所を設け、契約農家から井上さつまを仕入れた。

 軟らかくてしっとりとした「丸干し」と、乾燥させた少し硬めの「平干し」などを商品化した。「丸干し」の百五十グラム入りが五百九十八円(税別)、「平干し」の三百グラム入りが九百八十円(同)など。

 筑西市のふるさと納税の返礼品にも加わり、塚田さんは「地元のお使い物として定着させたい」と話す。

 

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