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【茨城】

卵から育てたサケ、那珂川へ 城里と東京・江戸川区が交流

小学生たちにサケの生態について話す住谷さん

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 城里町が東京都江戸川区とサケを通じて交流する「サーモンプロジェクト」を進めている。区内の小学生たちが町を流れる那珂川で捕れたサケの受精卵をふ化させ、育った稚魚を来年三月に「故郷」の川に放流する計画だ。

 町は自然が豊かで毎年、サケの稚魚約百万匹を那珂川に放流している。町は毎年、区民まつりに出展しており、二年前には災害時協力協定を結ぶなど、区と町はつながりを深めている。

 サケを通じた交流は、昨年十一月、区子ども未来館(篠崎町三)の主催した自然体験講座で、小学生の親子が町を訪れ、サケの遡上(そじょう)を見学したことがきっかけ。

 講座に協力した町の那珂川漁協が「江戸川区生まれのサケをふ化させてみては」と提案。昨年は試行的に、漁協から提供された受精卵を、講座などに参加した親子二十三組が自宅で育て、今年三月に二千匹を那珂川に放流した。

 今年は、規模を拡大し小学生の親子五十九組が挑戦。二十七日、冬休み中の子どもらが未来館で、漁協の住谷亮さん(44)から、サケの生態や稚魚の飼育方法の講義を聴いた後、卵を受け取った。

 小学三年の千葉愛弓(あゆみ)ちゃん(9つ)は「全部死なせずに育てて、川に帰したい」と意気込んでいる様子。住谷さんは「育った稚魚と子どもたちとの再会が楽しみ」と話していた。 (飯田克志)

 

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