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【茨城】

EF63 記念ヘッドマーク「長旅」終える つくばみらいの鉄道ファンら寄贈

ロクサンの前で上原理事長(前列右)にヘッドマークを贈る井坂さん(前列左ら)=昨年12月、群馬県安中市で

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 つくばみらい市の鉄道ファンらが資金を集め、群馬県の碓氷(うすい)峠で列車の運行を支え、約20年前に引退したEF63形電気機関車(愛称ロクサン)にプレゼントをした。運行を終えた際、装着したとみられる記念のヘッドマークを購入し、ロクサンを保存する施設に寄贈した。20年の時を超えてマークがロクサンに戻され、施設関係者も喜んだ。 (樋口聡)

 贈られたのは、群馬県安中市の旧JR横川機関区跡などに整備された鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」。ロクサンを運転体験遊具として動態保存している。

 ロクサンは大量輸送に向け、1963年に導入。長野新幹線(当時)開業まで、特急「あさま」などの最後尾に連結され、馬力が必要な碓氷峠の急勾配を運行するのに利用された。登山家を山頂にガイドする人を意味する「シェルパ」になぞらえ「峠のシェルパ」とも呼ばれた。信越本線横川−軽井沢駅間が廃線となり、97年9月30日にその役目を終えた。

 ヘッドマークには「峠のシェルパ さようなら 碓氷峠」とある。文化むら担当者は「このヘッドマークの明確な記録はないが、運行終了記念に当時、使われたものだろう」とみている。

 このヘッドマークが、インターネットオークションに出品されていることを知った、つくばみらい市の井坂雄太さん(31)が鉄道ファン仲間と「文化むらのロクサンに返せたらいいね」と話し合ううち「募ってみよう」と、ロクサンばりの推進力で話が決まった。

 井坂さんが発起人となり、鉄道ファン3グループのメンバー有志ら17人がお金を出し合い、井坂さんが16万5000円(送料込み)で落札した。

 文化むらで昨年12月に開かれた贈呈式には、メンバー有志ら12人が出席し、文化むらの上原有一理事長に手渡した。メンバーは「20年たって、やっと帰るべき所に帰った。マーク(に書かれているの)は『さようなら』だが今日は『お帰り』です」と話し、ヘッドマークを装着したロクサンを見て喜んでいた。

 上原理事長は「歴史の証人として永く保存したい。時には(装着して走らせ)元気な姿も見せたい」と感謝の言葉を述べた。

 

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