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【茨城】

ぜいたく「べっぴん」ゴボウ インスタ連動第1弾 #茨城おべん

ゴボウ作りに長年取り組む塚本かつ江さん(左)と伸さん=水戸市で

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◇県産食材で弁当づくり

 全国第2位の農業産出額を誇り、食材の宝庫ともいえる茨城でなら「地元の食材だけで弁当が作れるのでは」と思い付き、水戸市の農家を訪ねた。まずは生産者が減り、市内では5人だけになってしまった旬のゴボウだ。 (山下葉月)

 水戸市内原地区の畑で掘り出したばかりのゴボウは、太さ約3センチ、長さ約120センチで、すらりとしていた。農家の塚本かつ江さん(69)は「染み一つなくて肌もきれい。良い出来栄え」とほほ笑んだ。

◆柔らかな歯触り

 見た目の良さと、柔らかな歯触りが特徴で、出汁(だし)もよく出る。今は同地区にある「内原のめぐみ」などの直売所で購入できる。

 かつ江さんは23歳で夫・伸さん(70)と結婚し、旧小川町(現・小美玉市)から水戸市に移住。約半世紀にわたりゴボウなど10種以上の野菜を作っている。

◆本当に手間かかる

 那珂川が育んだ水はけの良い赤土はゴボウ作りに最適。でも地中深くまで耕す専用トラクターが必要だ。肥料も特注品で「本当に手間のかかるぜいたくな野菜」と苦笑する。

 市農業技術センターによると、水戸はゴボウ作りが盛んだったが、農家の高齢に伴い減少。さらに東京電力福島第一原発事故による風評被害で打撃を受けた。センターの担当者は「土が放射能汚染されているイメージが先行し根菜類を嫌がる人が多かった」と話す。

◆水戸市内で5人だけ

 直売所向けが中心のかつ江さんは直接の風評被害を免れたが、市場に出荷していた仲間は次々と生産をやめていった。約30年前に20人いた市内の生産者は、今は5人だけだ。

 それでも「手塩にかけた分だけ育ってくれる。その変化を見るのが楽しくて仕方がない」とかつ江さん。目立つ存在ではないが、自慢の「べっぴんさん」を多くの人に食べてほしいと、生産を続けるつもりだ。

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◆記者が挑戦「柳川風」 簡単15分 冷めてもおいしい

 かつ江さんのお薦めは、ささがきにしたゴボウと豚肉を酒としょうゆで煮て卵でとじる「柳川風」。手作り弁当歴3カ月の記者が弁当づくりに挑戦した。

 フライパン1つで約15分で完成した。「きんぴらより簡単で、冷めてもおいしい」とかつ江さん。

 ゴボウのほか、ローズポークと奥久慈卵を使用した。メニューは以下の通り。

 レンコン(水戸市産)の青のり焼き▽ブロッコリー(県産)のおかか和(あ)え▽ニンジン(鉾田市産)の肉巻き▽カボチャ(水戸市産)サラダ▽ミニトマト(茨城町産)

◆自慢の弁当投稿してね 

 東京新聞水戸支局は写真投稿アプリ「インスタグラム」の公式アカウントを開設しました。週1回、インスタ連動企画を掲載します。QRコードをかざすか、「@tokyoshinbunmito」で検索できます。

 3月24日まで、県産食材を使った弁当の写真を募集します。ハッシュタグ「#茨城おべん」を付けて撮影日時、コメント(レシピで工夫した点など)を記載して投稿してください。

 優秀作品は後日、紙面で紹介します。採用の場合はインスタの「メッセージ」で事前連絡します。問い合わせは支局=電029(221)7128=へ。

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