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【茨城】

原発事故の備え学んで ひたちなかで来月8日「〜防災講座」

講座を企画した(左から)吉江俊子さん、津幡さん、美澤さん=水戸市で

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◆市民グループが企画、鎌仲さんが講師

 東京電力福島第一原発事故から七年を前に、原子力災害から自分の身を守るための方法を学ぶ講座が来月八日、ひたちなか市のワークプラザ勝田で開かれる。市民グループ「原子力防災を考える会」が初めて企画した。代表で東海村の主婦、津幡美香さん(47)は「原子力災害は自然災害と性質が全く異なる。必要な知識を身に付けて」と呼び掛ける。 (山下葉月)

 講座では、子供たちを被ばくから守ろうとする福島の母親たちの闘いを追ったドキュメンタリー「小さき声のカノン」を制作した映画監督の鎌仲ひとみさんが講師を務める。撮影時の聞き取りを基に原発事故が起きた時の行動や、避難時の持ち物について説明する。

 津幡さんは「原発事故では、甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤や線量計など、通常の災害と準備する物も変わってくるが、知らない人は多い」と指摘する。

 会は、生協の関連団体のメンバーや県内の主婦八人でつくり、今年一月に発足したばかり。再稼働の準備が着々と進む日本原子力発電東海第二原発(東海村)で、事故が起きたときの備えの重要性を訴える。

 メンバーの一人で、水戸市の美澤道子さん(47)は、東海第二の運転延長申請を知り「再稼働に向けて動くんだ」と痛感し、会の活動に加わった。福島の原発事故当時、市内の保育園に幼い二人の娘を迎えに行ったが、普段の六倍の時間がかかった。経験を踏まえ「事故が起きたらなかなか逃げられない。少しでも使える防災知識を伝えたい」と話した。

 会場では、関西電力高浜原発(福井県)から五十キロ圏にあり、三十キロ圏外では初めて安定ヨウ素剤の事前配布を成功させた兵庫県篠山市の原子力防災ハンドブック(百円)も販売する。

 午前十時開演で、参加費は八百円、事前予約者は五百円。申し込みは、メール=genshiryokubousai.ibaraki@gmail.com=へ。

 

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