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【茨城】

宇宙で物理の実験 ISSで金井さん つくばの2高校生提案 

モニター画面を見守る茗渓学園の生徒(左手前)ら=つくば市で

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 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士、金井宣茂さん(41)が、日本の実験棟「きぼう」で、つくば市内の二校の高校生から提案された物理実験をした。きぼうで日本の高校生が提案した実験をするのは初めて。宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで見守った高校生は「とても興奮している」などと喜んでいた。 (宮本隆康)

 実験は十三日夕方からスタート。筑波宇宙センターの管制室の前では、実験を提案した県立並木中等教育学校と私立茗渓学園の生徒や、アジア四カ国の学生ら約三十人が、金井さんが実験をしている様子が映るモニター画面を熱心に見入っていた。

 JAXAによると、二〇一一年からアジアの学生らを対象にきぼうでの実験案を募っていて、六回目の今回、七カ国の百六十九件から八件が選ばれ、ともに市内にある並木と茗渓の案も一件ずつ含まれた。

 並木の提案は、らせん状に切り抜いた紙製のバネの動きを観察する実験。茗渓の案は、針金でつくった輪が、上下左右に回転する動きを調べる。ともに宇宙の無重力状態での動きを試した。

 紙製のバネは、地上では紙の重さでバネの動きをしにくいが、無重力状態では伸び縮みしてみせた。針金の輪は、地上での動きと異なり、上下に回転を繰り返さなかった。

 実験を発案した並木中等教育学校五年の藤田宏貴さん(17)は「宇宙でのみ可能な実験で、あらためて宇宙の神秘を感じた」と語った。茗渓学園一年の村上義典さん(16)は「素晴らしい機会をもらえてうれしい」と話した。

 

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