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【茨城】

「県伝統工芸士」を新設 漆職人の稲川さんら28人認定

粟野春慶塗のお盆を手にする稲川さん=県庁で

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 県内で受け継がれている伝統工芸品づくりで優れた技術を持つ職人を「県伝統工芸士」として認定する制度を県が新設し、伝統漆工芸の粟野春慶塗(あわのしゅんけいぬり)の職人稲川武男さん(77)=城里町=ら二十八人に初めての認定書を交付した。

 県によると、笠間焼や真壁石燈籠(いしどうろう)など指定四十一品目の県伝統工芸品の製造に十二年以上の経験があり、高い技術を持つ人などを対象に、有識者らによる審査委員会の意見を踏まえ知事が認定する。職人の意欲や技術の向上を図り、後継者育成への願いも込められている。

 県庁で二月に認定証の交付を受けた稲川さんは、日本三春慶に数えられる粟野春慶塗に携わって六十年。「一生稽古しているようなもので、これはいいという品物はなかなか。工芸士になったとかではなく、自分のペースで納得した品物を作っていきたい」と創作に意欲を燃やしていた。 (鈴木学)

 

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