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【茨城】

冤罪事件、支援広がれ 映画「獄友」県内5カ所で上映

袴田さん(左)と桜井さんが将棋で対戦したシーン(キムーンフィルム提供)

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 利根町で一九六七年に起きた「布川事件」で再審無罪になった桜井昌司さんと杉山卓男さん(二〇一五年死去)ら殺人事件で冤罪(えんざい)を訴えてきた五人の友情を描くドキュメンタリー映画「獄友(ごくとも)」(金聖雄監督)が、県内五カ所で上映される。冤罪事件の支援の世論を高める狙いで、二十五日の水戸市の県民文化センターからスタートする。

 五人はほかに「袴田事件」の袴田巌さん、「狭山事件」の石川一雄さん、「足利事件」の菅家利和さんで、桜井さんは「痛み、悲しみを抱えながら、いろんなことを乗り越えてきた同志」と言う。

 五人は自分たちのことを「獄友」と呼ぶ。無罪を訴えながら獄中にいた時間は、全員合わせて百五十五年に上る。互いに支え合う姿などを描く作品に、桜井さんは「意外と明るい映画」と感想を語る。

 主催は、映画製作に協力した五団体でつくる実行委員会。委員長の田村武夫茨城大名誉教授は「無実の罪でとらわれる冤罪事件が、なお続く現状を多くの県民に知ってもらいたい」と話す。水戸以外の上映は、四月二十八日に取手市の市民会館、五月十八日につくば市のつくばカピオホール、六月三日に鹿嶋市の鹿嶋勤労文化会館、同十七日に結城市の結城アクロス。さらに増やしたいという。

 一般前売り千三百円、当日一般千五百円、学生千円、高校生以下無料。各上映後、金監督と桜井さんのトークを予定。問い合わせは茨城映画センター=電029(226)3156=へ。 (鈴木学)

 

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