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【茨城】

「東海第二」再稼働 反対意見書案「早期可決を」

 日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の再稼働に現時点で反対するとした水戸市議会の委員会でまとめられた意見書案。一部議員が手続きを問題視し二十日、三月議会にかけることが見送られた。ただ、文言の変更はなく六月の議会で可決するとみられる。意見書に賛同する議員からは、早期の可決を求める声が聞かれた。

 意見書案をまとめた総務環境委員会は、三月議会で可決するよう求めていた。だが、この日開かれた市議会の議会運営委員会(議運)で、一部委員が、今回のように議会開会前の議運で協議しなかった議案を議員が提出する時は、「緊急性がある場合」とするルールがあることを指摘した。

 委員の一人で最大会派・新生改革水戸の松本勝久市議は「意見書案は緊急性がないと感じた。今回、議運で了承して前例を作る必要はない」と、三月議会での採決に反対した。ただ、「私自身は原発に反対」と述べ、内容に賛同する。

 別の委員の田中真己市議(共産)は「三月議会で採決し、可決させたかった。大事な意見書案なので、六月議会で採決できるような環境をつくる」と話した。

 意見書案づくりを主導した伊藤充朗市議(公明)は「提案が見送られたのは残念だが、六月の定例会で全会一致の提案・可決するための延期なら仕方ない」とコメントした。

 東海第二が四十年の運転期限を迎え、原電が最長二十年の延長を申請したことを受け、意見書案では「実効性が伴う避難計画の策定が十分とは言えず、現時点で住民理解が得られるものではない。再稼働を前提とした運転延長は認められない」としていた。 (山下葉月)

 

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