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【茨城】

全国初、謎のヒトデ「トゲツルボソテヅルモヅル」展示 県大洗水族館

アクアワールド県大洗水族館で展示されている「トゲツルボソテヅルモヅル」=同館提供

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 アクアワールド県大洗水族館(大洗町)で、クモヒトデの一種「トゲツルボソテヅルモヅル」が展示されている。九日に科学誌に発表されたばかりの新種で、全国で初の展示となる。

 「ツルボソテヅルモヅル」の仲間だが、体表に細かなトゲを持つ。生物学者でもあった昭和天皇が相模湾で採取した標本などを、東京大の岡西政典特任助教らのチームが研究し、新種と判明。ニュージーランドの科学誌に発表した。

 展示している個体は直径約三十センチで、腕は樹木の枝のように広がっている。時折、枝分かれした先端の細い腕をゆっくり動かす。餌や生息域などの生態はまだ謎の部分が多く、同館でも今後、研究を進めていくという。

 昨年十月、県水産試験場の調査船「いばらき丸」が県沖の水深約八〇メートルから採集し、同館が保管していた。同十二月に訪れた岡西特任助教が、トゲツルボソテヅルモヅルだと確認した。

 同館魚類展示課の齋藤伸輔係長(45)は「貴重な展示なので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。 (酒井健)

 

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