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【茨城】

公示地価 下落率6年連続で縮小 常総の住宅地は下げ拡大

住宅地で価格1位のつくば市竹園1の8の2=つくば市で

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 国土交通省が二十七日に発表した二〇一八年一月一日時点の県内公示地価で、平均の下落率が六年連続で縮小した。土地の全用途の平均変動率は前年度の0・9%の下落から、0・6%の下落になった。圏央道の県内区間が一七年二月に全線開通した効果で、工業地は二十五年ぶりに上昇。一方、関東・東北水害で被災した常総市の住宅地は、再び下落率が拡大した。

 本年度の調査地点は、前年度と同じ六百八十七地点。継続調査地点のうち、上昇は三十八地点で前年度から十七カ所の増。横ばいが百四十八地点で同三十七カ所増。下落は五百地点で三十七カ所の減となった。

 住宅地と商業地はバブル崩壊後の一九九三年から二十六年連続の下落。工業地は同年以来の上昇となり、価格上昇率では圏央道五霞インターチェンジから約四キロの五霞町の調査地点が11%でトップなった。

商業地の価格で24年連続1位となったJR水戸駅前のビル「マイム」=水戸市宮町で

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 住宅地の上昇は二十六地点で、うち守谷市が七地点、古河市が五地点、鹿嶋市が四地点と続く。守谷市はつくばエクスプレス(TX)守谷駅付近。古河市の上昇率は最大で1・1%と小幅。鹿嶋市は、東日本大震災の津波被害や液状化の影響から、高台に人気が集中している。

 一方、常総市は一五年九月の水害の影響が続き、全用途平均の下落率が一七年度の1・1%から、一八年度は2・5%に再び拡大。住宅地は浸水した五地点の下落率が6・3〜3・8%と、全県の調査地点のうち上位五位を占めた。地価公示の県代表幹事・塚本修一不動産鑑定士は「流出した人口が戻らず、売り物件も出ている」と分析した。

 住宅地の価格トップは、TXつくば駅近くのつくば市竹園一丁目で二年連続。商業地は二十四年連続でJR水戸駅前の水戸市宮町一だったが、前年度から1・1%下落した。 (酒井健)

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