東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

「三昧塚古墳出土品」国重文に 文化審答申 有形文化財は11件

重要文化財指定に答申された金銅馬形飾付透彫冠=龍ケ崎市で(県教委提供)

写真

 国の文化審議会は、行方市の「三昧塚(さんまいづか)古墳」から出土した「金銅馬形飾付透彫冠(こんどううまがたかざりつきすかしぼりかんむり)」など一群の副葬品を、美術工芸品として重要文化財に指定するよう文部科学省に答申。また、国登録有形文化財(建造物)に、龍ケ崎市などで十一件の登録を答申した。いずれも近く指定される。

 県教委によると、三昧塚(さんまいづか)古墳は五世紀後半〜六世紀初頭、霞ケ浦北岸に築造された全長八七・三メートルの前方後円墳。地域を治めた豪族の墓とみられる。出土品は県立歴史館(水戸市)に保管されている。

 金銅製の冠は、馬を模した飾りのある精巧なつくりで、墓の主の頭部付近に埋葬されていた。他に例をみない出土品で、地域の首長層の台頭の実態を示す貴重な史料という。鉄製武器やガラス玉、墳丘から出土した埴輪など副葬品計約三百点と一緒に答申される。

 また、有形文化財で答申されたのは明治〜昭和三十年代までの建造物。このうち、旧諸岡家住宅煉瓦(れんが)門および塀(龍ケ崎市上町)は、旧龍ケ崎町長も務めた明治後期の実業家・諸岡良佐(りょうすけ)宅のレンガ造りの門柱と塀。邸宅は解体されたが、門と塀は二〇一五年に現在地に移築されている。 (酒井健)

 他の建造物は次の通り。

 旧岡田小学校女化(おなばけ)分校校舎(牛久市)▽旧初原小学校一号、二号棟、講堂▽旧西金小学校舎、理科室および音楽室、調理室▽旧浅川小学校一号、二号棟▽旧槙野地小学校舎(いずれも大子町)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報