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【茨城】

<センバツ甲子園>明秀日立、健闘及ばず 闘志むき出し 夏へ収穫得る

大阪桐蔭に敗れ引き揚げる明秀日立ナイン=甲子園球場で

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 甲子園の第90回記念選抜高校野球大会で三十一日、春夏通じて初出場の明秀日立(日立市)が、昨春王者の大阪桐蔭(大阪)に1−5で敗れた。8強にはあと一歩届かなかったが、瀬戸内(広島)、高知(高知)と強豪を連破し、王者・大阪桐蔭を最後まで苦しめ、夏へ大きな収穫を得た大会となった。 (越田普之)

 明秀日立は初回、プレーボールのサイレンが鳴り響く中、主将の増田陸選手が初球攻撃。アウトに倒れたが「大阪桐蔭とやりたい」との言葉通り、闘志をむき出しにした。

 先発の細川拓哉投手は、130キロ台後半の直球を軸に、強打の大阪桐蔭打線に立ち向かった。失点しても大崩れしない粘投を見せ、試合をつくった。

 一方で打線は、プロ注目で背番号6を背負う大阪桐蔭の根尾昂(あきら)投手に苦戦。八回終了まで、安打は4番に座った芳賀大成選手の2本のみ。それでもボールを見極めて四球を選び、毎回のように「あと一本」という状況をつくった。

 九回、打席に立った先頭の細川投手が高めの直球を強振すると、白球はぐんぐん伸びて左中間スタンドに飛び込んだ。4万1000人の観衆がどよめいた一撃。ナインも勢いづき、2死満塁と一発出れば同点の場面を演出した。

 打席には、当たっていた芳賀選手。奇跡の予感も漂ったが、最後は鋭い変化球にバットが空を切った。

 県北勢としては29年ぶりの大舞台。目標に掲げていた「初出場初優勝」は果たせなかった。しかし、優勝候補にしぶとく食い下がり「茨城に明秀日立あり」を全国に強く印象づけた。

◆細川投手「悔いはない」

力投する明秀日立先発・細川投手=甲子園球場で

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 明秀日立は、優勝候補筆頭に挙げられる大阪桐蔭の壁に屈した。

 持ち味の強力打線は根尾投手を前に鳴りを潜めて4安打。粘り強い投球を続けていた細川投手を援護することはできなかった。初戦から全3試合で完投したエースは「初回から気持ちを込めて投げた。悔いはない。スライダーなどは通用していたと思う」と大舞台での投球に手応えを感じていた。

◆力が足りなかった

<明秀学園日立・金沢監督> 投打ともに完敗だった。もう少し食らいつきたかったが、力のなさを感じた。

<同・増田主将> 根尾君はいい投手だった。力が足りなかった。

<同・芳賀二塁手(最後の打者に)> スライダーを見極められなかった。大阪桐蔭との違いは、技術より精神面の弱さだと思う。

 

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