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【茨城】

登山道 修正地図を公開 上高地と八ヶ岳の十数カ所

太線は位置情報のビッグデータを基に修正された上高地の登山道。点線は修正前の登山道で、200メートルほど離れている=国土地理院提供

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 つくば市の国土地理院は、登山者たちのスマートフォンの位置情報を集めた「ビッグデータ」を使い、登山道の位置を修正した最新の地図をホームページで公開した。通行できなくなっている登山道が地図に残り、遭難の原因になるなど、地図の更新が課題になっていた。(宮本隆康)

 「地図を見ながら登山道を進んでいたが、道がないのに気付いた。その時は、もう迷っていた」

 東北地方の山で昨年、遭難して三日後に救助された五十代の会社員男性は、当時をそう振り返る。

 日本山岳会によると、登山道は土砂で崩れたり、雨水に削られたりする。従来の登山道が使われなくなり、迂回(うかい)路ができていることもある。地図を頼りに歩いても、実際は登山道がないことはかなり多いという。

 国土地理院は地図を迅速に更新するため、登山者向けに歩いたコースなどを表示するスマホ用アプリを運営する「ヤマレコ」(長野県松本市、会員数約三十万人)と、「ヤマップ」(福岡市、約五十万人)の二社と、協定を締結したことを生かす。衛星利用測位システム(GPS)により大勢の登山経路の記録を、個人情報に配慮しながら提供してもらうことになった。

 まず、上高地(長野県)と八ケ岳(長野、山梨両県)の二地域で、計約二十一万件のデータから登山者が使っている登山道の位置を調べた。

 実際の登山道の位置が、従来の地図と大きく異なっていたのは十数カ所。実際の登山道と二百メートル近く離れていたり、雪崩でなくなっていた道もあった。修正した縮尺二万五千分の一の地図を三月に公開した。

 登山シーズンになる今夏までに、北アルプスや南アルプスの主な登山道を修正し、その後、他の主要な山も順次修正を進める。

 国土地理院の担当者は「地図が間違っていれば迷う可能性があり、安全に関わる。近年の登山ブームもあり、できるだけ速やかに修正したい」と話した。

 

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