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【茨城】

懐かしの筑波鉄道回顧 桜川・真壁伝承館で「開業100年」特別展

真壁駅で使用されていた駅名標や時刻表=桜川市で

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 かつて土浦駅(土浦市)と岩瀬駅(桜川市)を結んでいた筑波鉄道筑波線を振り返る特別展が、桜川市の真壁伝承館歴史資料館で開かれている。今年が開業百年に当たることから、市教育委員会が企画した。筑波山麓を巡り、住民の足として観光用として活躍したローカル線の在りし日を伝える貴重な品や写真など約百点が並ぶ。五月六日まで。 (越田普之)

 筑波線は一九一八年、土浦駅と筑波駅(つくば市)間で開業。段階的に岩瀬駅まで延伸した。営業距離は四〇・一キロ。通勤通学客に加えて、筑波山への観光客でにぎわい、常磐線から直通列車が走ったこともあったという。また、付近で採掘される石材の輸送でも重要な役割を担った。

 しかし、車社会の到来に伴って利用者が激減。八七年、その六十九年の歴史に幕を下ろした。廃線跡は、サイクリングコース「つくばりんりんロード」に転用されている。

 特別展では、歴史の紹介とともに、市が保管してきた真壁駅の駅名標や看板、鉄道ファンらから借りた行き先表示板や記念切符などを展示している。

筑波山をバックに走る在りし日の筑波線の列車(桜川市の海老澤写真館提供)

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 開業直後に発行されたとみられる携帯時刻表や、営業運転最終日の最終列車に乗務した車掌の制帽など、めったにお目にかかれない品も。廃線に当たり、本紙が掲載した連載記事の切り抜きもある。

 市教委生涯学習課の越田真太郎さん(42)は「廃線になっていなかったら、ローカルの旅を楽しめる路線として人気を呼んだはず」と惜しむ。「昔を知る人には懐かしさを感じてもらい、若い人には路線の存在を知ってもらえたら」と話している。

 開館は午前九時〜午後四時半。入館無料で、会期中は臨時休館を除き無休。問い合わせは真壁伝承館=電0296(23)8521=へ。

 

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