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【茨城】

「森の妖精」変形菌の世界 坂東市・県自然博物館で企画展

木の表面にイソギンチャクのような形で現れる変形菌「ムラサキホコリ」。県内の林などでも見られる

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 キノコのような形に姿を変える変形菌の企画展「変形菌−ふしぎ?かわいい!森の妖精−」が、ミュージアムパーク県自然博物館(坂東市)で開かれている。変形菌はアメーバの仲間で、落ち葉などにひっそりと潜む不思議な生き物だ。色鮮やかで、かわいらしい形のものが多く、館は「森の妖精」と紹介している。 (山下葉月)

 館によると、朽ち木の表面に現れる黒いイソギンチャクのような「ムラサキホコリ」、七色に輝く「ジクホコリ」など、変形菌の姿はバラエティーに富んでいる。宮崎駿監督の漫画「風の谷のナウシカ」でも描かれ、不思議な世界観を演出する。

 変形菌は、普段は巨大なアメーバのような姿になって枯れ木の上を動きまわり、餌のバクテリアを食べる。仲間を増やす時、キノコのような「子実体(しじつたい)」に姿を変える。

変形菌の標本や、拡大した模型などが見られる会場=いずれも坂東市で

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 全世界で約千種いるとされ、湿った時期と乾燥した時期が交互にあり、四季のある日本では、約六百種見ることができる。県は、高知県に次いで二番目に多い二百二十九種の変形菌がいるという。

 企画展では、筑波山や鹿嶋市などで採取した標本や、変形菌がアメーバ状から子実体になるまでを捉えた映像、拡大模型など約二百七十点を展示する。

 首席学芸主事の宮本卓也さんは「変形菌を一から学べる企画展で、変形菌が身近にいることを知ってもらえれば」と話した。

 展示は六月十日まで。月曜休館。

 

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