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【茨城】

「進撃の巨人」描くアニメ制作会社 つくばにサテライトスタジオ

WIT茨城スタジオの開設に当たり、会見する(左から)浅野さん、和田さん、中武さん=県庁で

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 人気アニメ「進撃の巨人」の制作で知られるアニメ制作会社「ウィットスタジオ」(東京都武蔵野市)が、つくば市産業振興センター内にサテライトスタジオ「WIT茨城スタジオ」を開設した。作画のスタッフを自前で育成する狙い。県内から世界に羽ばたくアニメーター誕生の期待も高まる。 (鈴木学)

 和田丈嗣(じょうじ)社長(39)、プロデューサーの中武哲也さん(38)、アニメーターの浅野恭司さん(42)の三人が十九日に県庁で記者会見した。中武さんは鹿嶋市、浅野さんは古河市の出身だ。

 同社のサテライトスタジオは初めて。つくばを選んだ理由は、アニメの聖地の東京・秋葉原と電車でつながる立地▽採用につながるインターンシップ(就業体験)を計画中で筑波大など学校が多い▽中武さんと浅野さんをはじめ県出身者にたくさんのクリエーターがいる−の三点という。

 テレビアニメの「進撃の巨人」のキャラクターデザインを担当する浅野さんは「自分もよくいるような絵が好きな男の子だった。そういう人がプロになるきっかけ、具体的な道筋を示したい」と話す。

 茨城スタジオは作画スタジオとして、本社と連携しながら主に子ども向けアニメ作品を担う。当面は二人が常駐し、来年四月からは新卒採用などを含めて十人ほどで本格稼働させたいという。さらに、和田社長は「茨城スタジオ発の作品をつくるところまでいきたい」と構想を語る。

 自前で育成に取り組む背景には、日本のアニメが競争力がある半面、人材不足の問題がある。アニメ業界も紙からデジタルへの移行が進み、東京の本社と結んだものづくりができる態勢が整ったといい、「両親の高齢化で実家に帰って仕事したいという人もおり、地方でも仕事ができることを実践したい」(中武さん)思いもあるという。

 県在住者を対象にしたインターンシップを、夏ごろ会社の公式サイトに告知する予定。年に一度は地元密着のイベントも開催したいとしている。

 

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