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【茨城】

肉筆浮世絵の300年たどる 28日から北茨城で展覧会

鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし)の「桜下美人逍遙図(おうかびじんしょうようず)」(県天心記念五浦美術館提供)

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 葛飾北斎や歌川国芳、広重ら江戸時代から近代にかけて活躍した絵師が描いた肉筆浮世絵の展覧会(東京新聞水戸支局後援)が28日から、北茨城市の県天心記念五浦美術館で開かれる。熊本県立美術館所蔵の今西コレクションから90点を展示。浮世絵隆盛の初期から終焉(しゅうえん)まで、約300年間に描かれた肉筆浮世絵をまとめて紹介する展覧会は本県では初めてという。 (鈴木学)

 浮世絵は一般に版画が知られているが、肉筆浮世絵は絵師が自筆で描き、筆遣いが楽しめる一点もので希少性が高く、富裕層に好まれた。

 今西コレクションは元NHK熊本放送局職員の故今西菊松さんが集めた肉筆浮世絵、茶道具などの美術コレクションで、特に肉筆浮世絵は多くの絵師の作品を網羅し、沿革をたどることができると高く評価されている。

 展示は初期の元禄期から、黄金期(明和〜文化)、らん熟期(文政〜幕末)を経て昭和初期まで、時代ごとに分けて美人画や役者絵などを紹介する。

 時代によって異なる女性の髪形や着物の文様が巧みに描かれ、風俗・文化の変遷を楽しみながら鑑賞できる趣向だ。また、一人立ち美人図の形式の元になったと言われる「寛文美人画」も並ぶ。

 「肉筆浮世絵名品展」は六月十日まで。月曜休館(三十日は開館)。期間中、日本美術史や近世の社会・風俗の研究者らによる講演会などを予定する。入館料は一般七百二十円など。問い合わせは、県天心記念五浦美術館=電0293(46)5311=へ。

 

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